
占い関連の書籍を読むと伝説の占いだとか驚異的的中率などのようなフレーズが踊っています。占いダンシングということなのでしょう。ダンスは行動することですし・・・
伝説の占いは伝説の中にしまっておきたい!
的中率を強調したいから伝説化された占いの歴史に残っている名占の例を載せているのだと思います。ですが占いってもともと的中率よりも未来予測として発達してきたらしき史実もあります。西洋占星術の歴史をひもとけば政治に関しての占いが王道だったようです。君主に異変があれば世の中は乱れますし・・・
だからわざわざ過去の遺物ともなってしまった名占を持ち出すのでしょう。でも正確な過去ではなさそうです。事実関係も不明瞭ですしその名占を紹介した書籍もその程度のことだと軽くふれているだけですからね。
それよりも占いを複雑化させているのが本家争いなのでしょう。正統西洋占星術とか正統九星気学などのサブタイトルがついていたりもします。この正統というのが厄介なしろもので占いの流派が違うと正当性の根拠が異なってきます。それくらい理解不能なのが占い師の説明なのでしょう。ではその説明は嘘なのかですが・・・別に自然に嘘ではなく本当なのだと思います。規準となっている流派が違うわけですし・・・
的中率だけで占いを評価出来ない時代!
正統占い師の書いたというこれが正統派占いだ!という本ですがかなり自己中心的ではありそうです。占いは当たるか外れるかしかない!という見解は今のタロットカードリーディングとは方向性も違うわけですし。驚異的な的中率を誇る占い・・・たとえば98%の的中率と言われると困ってしまいます。不幸な出来事やアクシデントを98%の高い確率で予知できたとしてもその不幸な出来事を回避できなければ知っているだけ気力が失われてしまいます。根性論は暗くて不幸な未来とは相性が悪いわけです。
現代のタロットカード占いはユング派心理学との結びつきが強いわけですので当たったり外れたりする占いは次元が違うということになっています。心理学での箱庭療法でも心の問題点を浮き彫りにするためにタロットカードを使うわけですし・・・
本当のところ予知したくない未来や知りたくない将来的な不運などは最初から知らないほうが無難にその不運な時期を乗り越えられたりもします。つまり的中率は不幸が起きる可能性をどの程度正確に知ることができるかですが・・・知っても回避出来ないのなら知らなくてもいいのかもしれません。すると正統派とか異端というのも心に引っかかるものがありそうです・・・なんとなくですが!
結局のところその占いが本物かそうでないかは結果次第なところもありそうです。もしもそういう不運や不幸を引き寄せている気配があるのならそういう心のマインドを変化させてゆく必要があります。
いかがでしたか?心の闇を解放したいのか具体的な解決したいのかで選ぶ占術が違ってくるのは当然なのかもしれません。
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