すべてが後手後手に回ってしまい危険な状態に追い込まれる行動パターンというものがあります。心理学的にいえば行動を躊躇するわけですがその理由としては性格的に完璧を求めるタイプならそういうことがわりとよく起きやすいといわれています。問題を先送りにすれば安全だと勘違いしてしまうからなのでしょう。勘違いを起こして危険を避けたがる脳の防衛本能のひとつなのでしょう。安全領域などという心理学上の専門用語などもありますが・・・
いつも危険にさらされる先送りする行動タイプ
このままでは後がない!そんな感じで追い込まれてしまうのも問題を先送るするからなのでしょう。本質的な解決にはならないのになぜか問題を先送りして心のバランスを保とうとする心理が働きます。
忙しいから!というタスクの先送りは比較的にちゃんとした理由があるのでしょう。でも期限間際まで手つかずだと先送りする心の習慣は改善しなければなりません。
行動に移すタイミングがずれているわけなので結果はどうにか期限に間に合ったとしても完成度がかなり低かったりもします。もともとそれが嫌で気が乗らなかったり気が重くなるわけですから・・・
とはいえ打つ手を売っておかなければ先行きには危険な状況が待っていそうです。会社なら最近どうも人がよく辞めるとか会社の備品の数が少なくいつでも補充が後回しになってしまうのなら経営上では資金繰りが悪化している証拠なのかもしれません。
心理学の本を読むとこういう問題を先送りする習慣は心の癖だとされています。緊張に長時間耐えられない我慢のない子のようですね。
問題を抱えたままでは不安で不安でたまらないのでついテレビを見たり必要もない外出をすることも多かったりもして・・・
なぜその問題を先送りしたいのかという深層意識レベルの構造の分解が必要なのでしょう。
心理学的にはその問題の解決のためには早めの着手がいいらしいんです。
本当の行動が遅れるのは心と気持ちが一致しないからなのでしょうか?
先送りタスクってどれくらいの先送りなら許容範囲内なのでしょうか?このあたりが心理学での限界なのかもしれません。仕事の負担を軽くしたい心理が働くのはわかります。
とはいけ仕事量は減ってはいないわけです。どれかの仕事は先送りしなければなりませんね。そして優先順位の問題となってくるのば原理原則的な考え方からみれば正しそうです。
そういうことはきちっと把握しいても行動が遅れることもありそうです。行動が遅れる原因としての先送りなのでそのタスクの先送り状態を直さなければなりません。
あまり直らないようですが・・・先送りする習慣って!
本当の話・・・多少先送りさせても問題にならないケースもよくある話でしょう。
今まで当然片付いていたタスクが突然浮上してくるわけですし・・・
そんな感じでビジネスのPDCAサイクルを回してゆくわけですね。
PDCAサイクルとはPlan(計画)を立ててDo(実行し、そのCheck(評価(から次の行動を考えるわけですし・・・このサイクルをスピーディに繰り返すことで将来への布石にしたいのでしょう。
でも本当に心の癖だけの問題なのでしょうか?実は危険な状況が近い未来に発生しそうな気がする!という心の防衛本能が遅れてしまうケースのほうが多いのかもしれません。
危険を察知してから行動に移すまでの期間は思ったほど変わらないことも多そうです。迷って迷って1年ってことはないのでしょう。迷ってから行動に踏み切るまでの期間は案外他人と同じようなところがあります。
実際には問題は心配事を抱え込んで動けなくなる先送り現象よりもこの先に危険が箇所があるという警戒信号自体が遅れていることが多そうです。
悩みになりはじめてからなんとかしなければ・・・と思っても具体的な解決志向へ動きだすのはそれほど人と差はありません。
あるとするなら・・・危険を察知した瞬間が後手の状況なのか先手で防止できる範囲なのかでしょう。
いかがでしたか?行動の遅れが危険を招くのは当然ですが危険だと感じないうちだと対策は打てません。将来が危険そうだと他人が思う以前の段階で防止策を検討しなければきわめてリスキーになってしまいそうです。
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