とにかく既存のメディアはつまらない!そんな不満が爆発してキュレーションメディアを楽しんでいたのかもしれません。今のキュレーションサイトの問題点が少しずつほどけてゆけばいずれもう一度キュレーションメディアを楽しめる時代になるのかもしれません。
キュレーションサイトの中心にあった画像の問題
著作権法から問題があるということのようですしサイトやブログ運営者にしてもいいとこ取りされてしまっては感情的になるのはもっともなのでしょう。それくらいキュレーションサイトは検索エンジンの上位に表示されていました。
とはいえ画像がなければイメージが伝わないのも事実なので有料で画像の使用権を買えば問題はなさそうな気もします。画質もいいわけですし写真のスキルもプロですからレベルが違います。
ネックはプロってそれなりに写真画像の値段も高くなるということなのでしょう。でも伝えたいイメージがあってプロの撮影した画像を使えば記事の質は向上します。費用対効果を別にすればそれがよさそうな気もしますけど。
文章の引用についてはオリジナルと引用をしっかりと分けてその部分は引用だということがはっきりとわかるようにしなければなりません。それもオリジナルの補完としての引用なので引用の分量の問題が出てきそうです。
ところが画像はそう簡単でもなさそうですね。そのまま使えば著作権法での問題が起きてきたりもするようです。ブログ運営者やサイト運営者が感情的になってしまえば最悪なのかもしれません。
それでも事前にメールで了承をとるという方法もあるようです。アクセス数の多いサイトやブログに引用されて元画像もリンクを貼ってもらえば知名度のないブロガーやサイト運営者にとってもプラスになるのかもしれません。
価値を感じるキュレーターのキュレーション記事って?
こういう法律的な面をクリアしたとしてももともと人気のあるキュレーションメディアにするために避けられないのがキュレーターのスキルでしょう。
どうでもいい記事にもどうでもいい価値があるよね!などというプロのライターの記事も読みましたが内容がどうでもいいものなのか価値が感じられるものなのかはその人個人個人の好みの問題がありそうです。
どうでもいい記事といわれているブログ記事やサイト記事のサンプルっぽいものをみるとグルメやファッション、ネイル、旅行などがあります。
たしかに政治経済をメインの論評しているブロガーからすればかなりどうでもいいことではありそうです。でも堅い内容の記事を楽しめるのも一部の層だけなのかもしれません。
もともとどうでもいい記事とかにファッションを入れてしまうぐらいですからライフスタイル的な記事は暇つぶしにしか見えないのかもしれません。
こんなテキトーな記事をアップしているキュレーションメディアに勝つことは簡単だという根拠があるようです。
もっともいい方法はプロのライターが深く考察した記事をどんどん上げることだというのも気持ち的にはわからなくはないんですが・・・おそらく・・・ほとんど読んでも面白くない偏差値重視の記事スタイルになってしまいそうです。
もともとライフスタイル系の記事はトレンド感を直感的に把握しなければならないわけですしそういう旬な記事を読みたがる読者もトレンドに敏感な層なのでしょう。
出版社系のプロのライターが書いたからといって・・・しっかり考察してあるからといって・・・”コンビニドーナツとミスドの違い!なぜドーナツ戦争が勃発したのか?”的な分析力豊富なデータ満載の記事を読みたいと思うかは別なのでしょう。
キュレーターのキュレーションスキルはPhotoshopが自由に使いこなせるとかillustrator上手に使えるというタイプでもなさそうです。なにをまとめたのかまとめた視点はなに?というあたりでしょうしこういうのは所詮感覚です。
雑誌系ライターのブログ記事やサイト記事は分析力や考察力は深いのかもしれませんが左脳的な面があります。それに対してキュレーションサイトの場合はイメージが感じられなければなりません。右脳っぽい感じもしますが・・・
たとえば”アラフォーの初デートに着たいファッションコーデ12”という記事を書いたとして・・・どうしてこんなファッションコーデなの?とかイメージできなければあまりいいキュレーション記事とは言えない気もします。
どこにも
ロジカルに記事を書けばアラフォーの結婚観からはじまって仕事観や生活スタイルと所得差による考え方や立場の違いを前提にしなければならないのかもしれません。そのためのデータも必要になってしまったり・・・
でもそれって説明なんでしょ?
説明はあまり楽しくはないですよ!
しかも着てゆきたいファッションコーデの参考になりそうなイメージ画像もピントがずれているかほとんど無いのではそれこそなにも感じられないどうでもいい記事っぽくなりそうな気もします。
もちろん説明ではなく考察なんでしょう。でもネットを楽しむ楽しみ方が難しい考察ではなくちょっとだけヒントになりそうなイメージだったりもするのが普通ですしあまり長い文章は読まないのも最近の人の多くのパターンなのでしょう。小説が売れていないらしいし書店経営も大変らしい・・・などともいわていますから。
いかがでしたか?時代を切り取るのもキュレーターの感性なので雑誌メディアーから進出したからといって楽しく読める記事が書けるかはよくわかりません。実際にサイト記事やブログ記事を書いてもらってそれを読んでみてから考えたいところですが・・・なんか先の楽しみのひとつが増えたような気もしてラッキー!という感じですね。
- 関連記事
-