
就活に学歴はいらないという学歴無用論があります。最近の就活では学歴についてはあまりみないらしいという解説もあったりします。就活だと学歴無用のほうが気が楽そうですが現実にはそうとも言えない微妙なところもありそうです。そんな就活事情と社会全体が衰運期化しているようなしていないような曖昧模糊としていて混沌な世界について学歴無用論は役に立つのかという素朴な疑問なのですが・・・
衰運期特有な就活事情
衰運期化している社会って国のパワーが大幅にダウンしている状態でしょう。理由としてよくあげられているのが少子高齢化社会ですね。それに企業が守りに徹していて学歴で就活を制限しているらしいという事情にもありそうです。
就活も機会均等ではなくなってきているのでしょう。表面的には学歴は無用だというコンサルタントの解説もあります。ただ・・・表面的ではあるようです。
最近は学歴社会についての批判が強くなってきているようです。でも高学歴は企業が未来の社員の選別方法としては最適だと判断したからなのでしょう。
最初から大学を絞り込んでしまってあまり評価が高くない大学を除外する動きをしていたようです。社会的な批判から学歴を抜きにして広く就活の門戸を開放しているように見えるスタンスではありそうです。この点では就活コンサルタントの解説は間違っているとも思えません。ですがその条件に問題がありそうです。たとえばエントリーシートが細かくなってきているようです。もともと履歴書とエントリーシートは違うわけですしエントリーシートではその学生の人柄やポテンシャルをみることとされています。
一番気にされるのが人柄だということですが影の主役はその学生のポテンシャルなのかもしれません。つまり将来会社の戦力になるかどうかが問われているわけです。
きれい事すぎる人柄重視論
きれい事が多くなるのも衰運期の特徴なのかもしれません。これから社会に旅立つ学生の将来なんて判断できるわけはありません。しかも最初から重要な企業判断にタッチできる立場なんて存在しません。あるとするなら・・・会社にとっての忠誠心なのでしょうか?
ですが忠誠心なんて期待してはいないようです。エントリーシート風の実力判定システムっぽい感じもします。学歴は不要ではあるが高度な知的レベルと思考能力など選別がより高度化している気もします。見えない壁があるのが衰運期化する社会構造の特徴でもありますし・・・
とはいえ実力社会なら実績がすべてになりそうです。もっとも実績のある学生は大学を中退していたりもします。今の社会では卒業する意味のない学生もいたりもします。
アップルのスティーブ・ジョブズやフェイスブック社のマーク・ザッカーバーグその他にも多くの才能にあふれる人々が大学から背を向けて去って行きました。
エントリーシートを出す必要なんてあるのでしょうか?
実はちゃんと理由があります。あなたはスティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグではないわけです。むしろ衰運期は実力勝負という競争社会の厳しい現実を知った上でそこに留まるかそれとも他の世界へ旅立つのかを決めなければなりません。
いかがでしたか?衰運期化する社会なら見えない学力の壁が出現してきたりもします。でも会社員だけが人生ではないので楽しい田舎暮らしという別の人生を選択することも自由です。未来の選択権だけはしっかりと守って置きたいものですね。
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