
スケジューリングが徹底的に重要なポイントとなる職種もあります。他人と会わなければ仕事にならない営業職がそういうお仕事なのでしょう。技術系の仕事やコンピュータープログラミング言語を駆使するプログラマーもひとりでやる仕事のほうが重要でしょう。この職種による違いが曖昧だとタイムマネジメントもかなり危険領域に突入しそうです。
スケジューリングの失敗はダブルブッキングの問題だけではない
他人中心のスケジューリングなのかひとりでやる自分中心のスケジューリングなのかで使うツールも違ってきます。ひとりでやる仕事が多いのなら手帳は小さな手帳でも十分なのでしょう。他人との約束は予定表にはあまり入っていないからですね。
でも営業職に近いポジションなら他人と会わなければ・・・それが夢の中でも会わなければ仕事には結びつきません。売上げベースでは成果として上がってこないからです。
でも心は傾向性を持っているので他人と会う時間が多いとどうしても他人中心のスケジューリングに傾きやすくなります。他人とはあまり会わない状況になっても心がなんとなく落ち着かなくなって必要もないのに電話をしてみたりして置かれている状況を確認したくなります。
でも今はひとりでやる時期だと割り切って今の仕事に集中しなければ成果は出てきません。難しいのはコンサルタントのような業種でしょう。多忙な時期は入ってくる仕事優先になりますので新しい発想も新しい手法も研究したり試したりする時間がなくなってしまいます。でもそれでは世の中に飽きられるという微妙な問題もあって飽きられてしまえば仕事は急に暇になってきます。暇な時ほど研究が必要なのですがつい仕事先を開拓したくなってきます。この時期は動かないことが大切なのに・・・
自己管理は心のスタンスと大胆な割り切り!
どういうスタンスで仕事をしてゆけば将来的に安定した成果が見込めるのかを冷静に考えることは大切な心の姿勢なのでしょう。
今の仕事優先ではいずれ行き詰まってしまいそうですね。会社を経営していればそのビジネスモデルが陳腐化してしまい時代についてゆかなくなってしまうのかもしれません。倒産経営者の多くは過去の栄光を追い求めて時代に遅れてしまったからのようです。
今の成果と将来の成果をある程度把握して今のスケジューリングも将来と現在のバランスをとらなければ長期的な成長や安定からは遠ざかってしまいます。
他人と自分のどちらを優先させるのかは時期によっても違ってきますが大切なことは状況が変わってくればスケジューリングの手法もスケジューリングのためのツールも変える必要があるということなのでしょう。
自己管理は心の割り切りなので将来的にはデメリットになりそうなアポイントメントは入れないことも大切なのかもしれませんね。
いかがでしたか?時間管理術とかタイムマネジメントに関する研究はいつでも忙しい超多忙人間をベースにしているようです。その超多忙なビジネスマンが暇になってきたらどうするかという問題には答えていないような気がします。
- 関連記事
-
タグ/