
成功するためには正しい努力を淡々と続けることが大切だとされています。目標にする人物を設定してその真似をすることも大切だといわれています。成功哲学の本などには成功したければ成功者の真似をしなさい!というフレーズが踊っていたりもするのですが・・・
本当は成功した理由など知らない成功者達
モデリングという手法があります。真似るということなのですが誰を真似るのかが問題なのでしょう。成功したければ現実に成功している人物の真似をしなければならないという固定観念は成功哲学独特のものなのかもしれません。
実は成功者が成功した理由などいい加減だという意見があります。結果的に成功しただけでその道筋もロジックも感性の面でもはっきりと成功した理由が理解できてないらしいんです。それでも成功する秘訣はこんな事柄だという世間一般の成功者のイメージに合う言葉を実に上手に紡ぎ出してきます。
本当は運がよかっただけなのかもしれませんし特殊なコネクションがあったのかもしれません。営業成績もそういった傾向があります。個人的に最初から人脈を持っていたか親戚や親が力のある人物だったのかもしれません。
でもロジックで説明できない部分は適当に世間受けする成功の秘訣などをのたまうわけなのでしょう。
失敗する経験は誰にでもあるが・・・
実は成功者の成功の秘訣よりも失敗する理由のほうが深く分析されています。結果的に事態が悪い方向へ向かえば誰かさんの責任になるからなのでしょう。
驚くべき洞察力というか分析力で過去の事実関係を時系列で並べて誰の責任なのかを追及します。だから案外その失敗の理由は正確だったりもします。
ところが成功のイメージは漠然としているのが普通でしょう。言葉で自分を褒めたり元気づけなければその方向へ進むこともできなかったりもします。
失敗するイメージは具体的で正確なのに成功するイメージは漠然としていれば失敗の不安が先立ってしまいますね。
そこへ成功者が吐き出した適当な成功哲学を鵜呑みにすれば衝撃的な不運に見舞われてしまう可能性も高いようです。
再現性のない成功哲学は失敗するイメージよりも弱いようです。
いかがでしたか?成功者についてモデリングするのなら本当はなぜ成功したのかという具体的な真実を知らなければなりません。こういうことは現実的に無理な気もしますが。
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