
占星術が成立したのは5000年前だといわれています。中東で生まれたといわれている占星術!古代文明発祥の地としては最古のチグリス河とユーフラテス河にはさまれたメソポタミアと呼ばれた地域のようです。今だとイラクあたりでしょうか。このメソポタミアでの占星術の発祥を眺めながら現在までのタイムトラベルでの帰還となるのですが・・・BACK TO THE FUTURE!!
占星術が成立したメソポタミア文明よりもはるかに過去の時代
西洋占星術と東洋占星術は哲学的には別のものです。根本的なところで実星を使うか虚星を使うのかでも違うわけですし東洋占術には五行という考え方があるわけです。
たしかににインド占星術や西洋占星術だと実際の天体配置を使っています。これを実星というわけです。でも中国運命学ならば虚星を使うといわれています。
ところで占星学の発祥はメソポタミア文明だとしてもそれ以前には占星学は存在しなかったのでしょうか?一般的に占星学は古代文明とほぼ同時期に発生したと考えるのが自然なのでしょう。
それ以前のはるかはるか遠い過去にも占星学のかけらはみられます。紀元前8000年~7000年ごろのシュメール人の伝承にそれらがみられます。
なぜかシュメール人は太陽よりも月を重要に考えていたらしいんです。こういう事柄は楔型文字の発掘で発見されたものからも知ることが出来ます。
暦の必要性から星々の動きが注目された!

暦がないと種まきから収穫までの期間がわかりません。そうして毎日の生活も暦を基準にしなければなにかと不便だったのでしょう。ただ天の動きと地の動きの関連性にまでは思い描かなかったと思われます。
天の動きが地の動きに影響を及ぼすことを知ったのが占星学の始まりとすればシュメール人の文明ではいまだ占星学と呼べるような状況ではなかったようです。
ところでメソポタミアは度重なる争いによって何度も国家が変わってゆきました。それらの過程で紀元前2000年に建国されたバビロニア帝国においてやっと占星学が誕生したわけです。
このあたりでBACK TO THE FUTURE!メソポタミアから現在まで帰ってくることになります。
いかがでしたか?
占星学は長い文明の歴史を経て徐々に出来上がってきました。こういう占星学を現在の時代背景をもとに科学的という幻想で否定することは簡単でしょう。ですがそれでも天の動きが地の動きに影響を及ぼしているとしたら・・・たとえば月の満ち干きと巨大地震の関連性だとか・・・
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