
スマホのスケジュール管理からアナログの紙の手帳に逆戻りした人も多いようです。スマホの快適さはよくわかっていてもスマホだと目標管理に失敗するからなのでしょう。ではアナログの代表であるシステム手帳ならうまくゆくかというと物事はそれほど単純でもないようです。
スマホのスケジュール管理からアナログの紙の手帳に逆戻り
スマホで管理できるのは他人との約束などでしょう。決まっている日程をスマホに入力しておけば簡単にそういった事柄が確認できます。しかも軽いので持ち歩きに気分的な負担もありません。これだけの利点があってもスマホでのデジタルなスケジュール管理をやめてアナログに回帰する理由はいろいろとあるようです。
きっかけは決まった日程の管理だけでは成果がでなくなって愕然としたことなどでしょう。
アイデアはどうするの? そのためのチェックリストは? 必要な情報は今手元にあるの? などですね。キーワードは今! です。
たしかにスマホだと手に持つ荷物や重さからは開放されます。問題はプランが立たないしそのためのチェックも出来ず参照するための情報も手元にはないという点です。
結局スマホの画面をいくら見ても望んだような成果が出なくなるからでしょう。デジタル機器での時間管理だと自分がやる仕事や手持ちの仕事量がまったく見えなくなってしまうという切実な理由がありそうです。
たしかにタスク管理専用のアプリもあります。ですがタスクやプロジェクトの全体像が把握出来ません。そういう状態だとなんとなく時間の中をあてもなく漂流する漂流者になった気がするようです。成果に繋がる確実な階段がまるで蜃気楼のようにゆらゆらと・・・
アナログ手帳を使う理由
なぜ時間を管理するのかというと目標とか目的つまりゴールの達成を夢みているからでしょう。その手段のひとつがスケジューリングになると思います。ですがスケジューリングのために必要なデータはスマホの中にはありません。アプリによってはパソコンと連動して情報を入力したり確認できるものもあります。ただ画面の切り替えが遅いんです。
そのための対策としてスマホとノートを一緒にいつでも持ち歩くという方法もあります。でもノートはバインダーとは違って情報の収集や加工そして保存に適しているかというとなんともいえないところがあります。ノートはノートで情報システムとしては使いづらようです。だからといってノートにバインダーにスマホでは荷物が多すぎます。それにあまり効率的でもなくどこかにフラストレーションが溜まります。
その結果としてシステム手帳に回帰する方向での仕事術に人気があるのでしょう。
システム手帳で成果がでなかったケース

豊富なリフィルが紹介されているビジネス書や雑誌の手帳特集は月間リフィルや週間リフィルなど時間管理用のリフィルが数多く載っていますし手帳活用の達人として紹介されている方々はシステム手帳をスケジューリングのためのツールとして使いこなしていたりもします。
ですがスケジュール帳としてのシステム手帳だとこれを毎日持ち歩くのが苦痛になってきます。それならスマホのほうが軽いし便利だとスマホしか普段は持ち歩かなくなったり・・・ それに現実問題として時間管理用のリフィルは少量で十分です。本当に必要なものは厳選された自分のために素早く参照できる情報リフィルでしょう。
システム手帳をスケジューリング中心に使えば計画が立てられません。
そして日程管理に逆戻りしてアイデアが出なくなってしまえば成果がほとんど出なくなったりもします。自分のやる事ややりたい事につなげるための情報やアイデアの蓄積が利かなくなってくるからなのでしょう。
システム手帳に集約されている情報
これはゴールを達成するために必要な情報やアイデアですね。それらに必要なデータも手元に持っておかなければいちいちファイルの置いてある場所まで戻って確認しなければなりません。これはかなりの無駄ですしスピードが要求されている時代には合いません。
そしてこういったプランを日程に落とし込んだタスクが必要です。たとえば今月やる事ややりたい事などでしょう。使える日や使える時間はだいたい見当がつきます。それを月の中で割り振るわけですが計画的に実施しようと思ってもなかなか計画どおりにはゆかないものです。それで仕事量の配分や計画の見直しが必要になります。これらの情報を簡単にスピーディーに活用するためのツールがシステム手帳ですね。
システム手帳で成果がでないケースはそのシステム手帳がスマホと同じスケジュール管理として使っていることなどがあるのかもしれません。重いシステム手帳の内部構成がスケジュール用リフィルが大半を占めているのなら別にシステム手帳でなくてもスマホで十分なのでしょう。今後のプランがないのですから・・・
- 関連記事
-
タグ/