購入したマンションが傾いていたのならその補償を求めるのが当然です。
横浜市といえば都心から近いので大型マンションが建てられたのでしょう。
でもその横浜市のマンションが傾いていたら・・・
横浜市のマンションが傾いていた
手すりと手すりの間に約2センチのズレが確認されたという横浜市の大型マンションですがこれはかなり危険な状況ですね。
この問題については国土交通省や横浜市が建築基準法違反の疑いもあると調査に乗り出していた事情もあります。
マンションの住民からの怒りの声で国土交通省や横浜市が調査を開始し始めたのか近隣の住民が傾いてきているマンションに不安を感じて横浜市へ抗議したのかわかりません。
ですが
これほど大きな問題になるとは思ってもみなかったのでしょう。2.4cmのずれはどう考えても不自然なことです。このマンションはなんと
大型商業施設との一体開発の形だというから万が一の場合はその商業施設に買い物に来ていた方が大きな被害を受ける可能性もあったようです。
いつできたマンションなのかというと
2007年に完成していますから少しずつ傾いてきたのでしょうか。規模は最高12階建ての4棟ですし約700世帯が入る大規模マンションですね。
施工は三井住友建設でこの横浜市の傾いたマンションを販売したのが三井不動産レジデンシャルなんです。
この傾いたマンションは横浜市都筑区の”ららぽーと横浜”に近いマンションです。
パークシティLaLa横浜というマンションらしいのですがこの名前からは傾いているかどうかわからないくらいいい名前のマンションですね。
住民説明会では怒声が
どうも報道をみていると
マンション管理組合の理事の男性が去年から指摘し続けてきた問題らしいようです。
販売会社の三井不動産レジデンシャルでは東日本大震災の影響だという対応で無視し続けてきたらしいんです。
それでも仕方がなくボーリング調査を開始した結果が
このマンションの傾いた原因が偽装データにあるということが判明したわけです。
このままボーリング調査もせずに
倒壊するまで放置するつもりだったのかと住民説明会で怒りの声をあげられても当然なのでしょう。
この現場の責任はどこに?
すでに横浜市の調査ではこのマンション”パークシティLaLa横浜”の建物を支えるための
杭の一部が固い地盤まで届いていなかったことがわかっているようです。
現場の工事は三井住友建設ではなく
杭を打つ工事を旭化成建材が行っていたらしいのですがこの旭化成建材は旭化成の子会社にあたります。どうも
旭化成によると工事の報告書には別の棟のデータをそのまま転用したり書き換えたりするなどウソの内容が記載されていたということなので完全な偽装データなのでしょう。
これほど大規模なマンションの補償になると旭化成建材だけではどうにもならないので親会社の旭化成と三井住友建設、そして三井不動産レジデンシャルがこのパークシティLaLa横浜の住民への補償をすることになるのでしょうか。それでも時間がかなりかかりそうですね。
マンションを買う前に知っておきたい事柄
マンションは外見だけみても偽装耐震疑惑のあるマンションかどうか素人にはわかりません。
もしも問題が起きたときにその建築会社が倒産んしてしまっていれば損害はすべて入居者が被ることになります。安いからといって中小規模のマンション業者の立てたマンションを購入するのも不安がありますね。
大手でないと問題が起きた場合の補償はできないですね。
立て替える必要があるのならその間の家賃補償も
こじれている住民説明会ですが
販売会社の三井不動産レジデンシャルの企業イメージがダウンしますね。
それに現実にどこまで補償してくれるのかがこれから先の厳しさを感じさせます。
建て替えるにしても
その間の他のマンションの家賃なども補償してもらわなければギリギリで住宅ローンを組んだ”パークシティLaLa横浜”の入居者も経済的に困ってしまいます。
できるだけ早くスッキリとした形で解決してもらいたいものです。
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