
タロットカードでは愚者からはじまるカードと最後に愚者を置く構成のタロットカードがあります。どこに置いてもいいんですが愚者はNOがゼロですからね。
愚者は若者なの?
愚者の絵柄は若者と崖と空の構造になっています。下には谷も見えて犬が吠えているような絵柄ではあります。それぞれのに意味付けがされていていろいろな意見があるので本当のところはわかりません。なぜって・・・タロットの絵柄は何かの象徴だからなんです。
ところでタロットには正位置と逆位置があります。正位置が本来の意味で逆位置はその裏の意味だとされています。裏の意味だから正位置の反対の意味になるとまではいわれていません。正位置の意味が弱められているとも読めるからなのでしょう。
ところでこの愚者は特殊なカードでカード番号は0番になっています。だからカード番号が1番の魔術師をすべての始まりと解釈するタロット占い師もいますがそのカード番号1番の魔術師ですら始まりの可能性にすぎないのかもしれません。
愚者ですが若い人物です。人物とすれば若いということなので年齢はあまり関係はありません。むしろこれからなにかをはじめようとしている状態であればすべて愚者と解釈しても問題はないのかもしれません。
愚者はなぜ若者でなければならないのか?それは経験がないからですね。つまりこれからやろうとしている事は再現性がない事柄なのでしょう。ビジネスでも定石があるようにいわれていますが1年も経たないうちに古くなってしまいます。
今まで成功していた企業が突然苦境に立たされるなどは風が吹いてくる方向性が変化したからなのでしょう。たとえばニトリという家具の会社があります。今は業績がいいらしいんですが同じように評価されていたイケアの業績がどうもかなり・・・らしいんです。無印はそこそこなのでしょう。今イケアは経営戦略を転換し始めたというニュースがありました。
イケアのお店は郊外にあります。しかも大型店です。だから赤字になったらしいということのようですが本当のところはわかりません。それでもイケアは駅の近くに小規模な店舗を展開するという戦略らしいんです。時代が変わったのかもしれません。
なぜそうなったかなどを解説している記事は若者の車離れ現象を理由の一つに挙げています。車に乗らない若者が郊外のイケアまでは来ないだろうというわけです。もちろん所得格差の拡大も理由に挙げられています。イケアで同じ価格帯のものを買うのならニトリのほうが得だとか・・・配送料などの問題のようです。
この場合のイケアはタロットカードだと愚者ということになるのかもしれません。新規、未知、好奇心、純粋、可能性など正位置の特徴をあらわしています。
大塚家具って愚者のリバース?
苦境に立たされている大塚家具の場合はもしかして愚者のリバースなのかもしれません。
ネガティブな印象を受けますし可能性が狭まっているような感じがします。もちろん経営者は愚者の逆位置で解説されている愚行的で焦っているようで結果が極端に悪いという雰囲気がします。新しい事をやろうとしたのはたしかでしょう。ただそれが時代に合っていたのかはわかりません。合っていれば業績不振に陥ることは無かったとは思いますが・・・
新しさといってもデザインが奇抜であってもしばらくすれば見慣れてしまいます。愚者の風変わりとか奇抜な印象なんて最初の頃だけなのでしょう。その見慣れたデザインがいつまで経っても成果に結びつかないとしたらもしかして愚者が逆さになってしまったのかもしれませんね。
そんな例が自動車のデザインでしょう。怖い車とか目つきの悪い車やドヤ顔した車などいろいろといわれています。ドヤ顔でも売れていれば偉そうに!などと言われるだけですが売れ行きが悪いと顔つきや目つきが悪い車だから売れないんだよ!などと言われてしまいます。
デザイナーが顔つきの悪い車や目つきの悪い車をデザインするわけはありません。デザイン画の段階ではイケル!と思ったのでしょう。そのアイデアが奇抜であっても売れたのなら悪くは言われません。おそらくデザイン画と実際に出来上がった車では表現したかったものが出せなかったのでしょう。だから愚者は逆位置へとひっくり返ってしまったわけです。
いかがでしたか?愚者は奇抜、未知、可能性などを意味すると言われていますし人物も若者なのでつい若い愚か者と考えがちですが現象としてあらわれる愚者は日常的な様々な事柄にあらわれてくるもののようです。
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