
十干十二支を用いた占いは四柱推命だけではないわけです。九星気学にしても十干十二支は使いますしだいたい十干十二支を使わない東洋占術なんて存在しません。とはいえ四柱推命の命術系の占いはあまり信用しないほうがよさそうです。
運命を知るのが命術系?
運命学などと言われているように十干十二支を用いた四柱推命では運命に関係した様々な事柄がわかるという事になっています。四柱推命という占術の場合はなぜか難しい占術だとか人生の95%がわかる恐ろしいほどの的中率だとかあなたの運命は生まれる前から決まっている!などのように最初から拒絶したくなるフレーズがあったりもします。
95%的中!驚異のタロットカード占い!!などといわれても好奇心のほうが刺激されることも多いんですが四柱推命だと雰囲気が違ってきます。比較的男性の相談者が多いからなのかもしれませんが困った状況にあるか悩みを相談したいか将来に一抹の不安があってそれがどうしても納得がいかないとか先行きに不幸が待ち構えている気がするのかもしれません。
四柱推命の場合は生年月日や生まれた時間をもとにして命式を出して運命を読み解いてゆくというシステムになっています。これで運命がわかるわけです。
東洋哲学なので科学ではないわけですし占いなので100%当たることもありません。
生まれた生年月日から通変星という星を出してきます。その星のひとつひとつに意味があります。科学ではない占いの説明に科学的な現象を持ち出してくるのも他に適切な比喩がないからかもしれません。
十干十二支を用いた四柱推命が信用出来ない理由
占い師自身が四柱推命は信用出来ない!と言っているからなんですがこれは本当に困ったものです。それというのも結構当たることも多いからなんですね。たとえば離婚してその後孤独だとか・・・現実には離婚して子供がいて今は寂しいひとり暮らしですが将来的には再婚したいと考えているような場合・・・こんな鑑定結果は心に突き刺さってしまいます。
四柱推命なんて信用出来ない!とその鑑定結果を無視すればいいのに人生の細部までそんな感じで結構ズバリだったりすると再婚してもやはり離婚する運命なの?などと気が重くなってしまいます。
本当は将来は孤独じゃないよ!負けないで元気!などと言ってもらいたいのに再婚しても離婚する運命などとは言われたくもないですね。
タロットカード占いならそんな不安は感じさせませんし励ます言葉も持っています。それにタロットカード占いは運命を鑑定するものでもありません。
九星気学なら開運するために吉方位へ転居するなどの方法もあります。でも四柱推命にはその方法がみつからなかったりもして・・・
四柱推命っぽく未来を語るとしたらたしかに過去の状態も今の状況も四柱推命のとおりの運命路線ですがそれはあなたの人生と四柱推命の運命構造がたまたま偶然一致しただけです。これは現実の人生ではないんです。だから未来は当たらないほうが多いんですよ!などと解説して心を強く持てば運命は転換できます、と心理学の願望成就の方法などで説得するわけです。
こういう鑑定結果の四柱推命はどう考えても95%は当たっていそうです。ですがなぜか運命転換の方法論となるとやる気だとかの精神論が出てくるんです。
最初から占いは当たらないものだという説明をしてから鑑定するわけですし結果が当たりすぎて暗いと感じてもそれは心の持ちようで運命は転換できます、という流れになるのでどうにかならないのかなぁ!とは思うのですが占いの鑑定結果は別にしても相談者に才能とか能力とか人脈があるかなどよく聞いて客観的に救えそうな点をピックアップしてもこの人の場合はどうも未来も暮らそうな予感がして・・・相談に乗らなければよかったのに・・・という虚無感が残ったり・・・
いかがでしたか?結果を回避することの出来ない占いは夢占いだけにしたいですね。眠っている間の夢は避けられないので・・・とはいえ人生なので精神論でもいいので元気に生活したいものです。
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