
演歌の歌手は歌唱力があって歌が上手いというのは新都市伝説なのでしょう。音楽とか歌なんて生活必需品ではないからですね。所詮好き嫌いの世界だと思います。歌唱力なんて結構適当なものなんです。カラオケで歌が上手いとおだてるのは社会人としての最低限必要なエチケットなのでしょう。
歌唱力だけでは歌にならない歌い手の場合
歌のうまさの基準が個人個人違うのは当然なのでしょう。音程を外すのはプロの歌い手ではないのかもしれません。声質については好みの問題もあるので歌のうまさの基準にはあえて入れていません。すると音域とか声量によるのかもしれませんがこれも好みの問題なのでしょう。
演歌の場合の美声って今の時代的ではなさそうです。むしろこぶしをまわすとかの独特な歌唱法に秘密がありそうです。だから合わない音楽もあるような気がしますね。
よく演歌の歌い手さんがジャズやブルースやロックにチャレンジしたりしますが曲のタイトルを読んだだけで聞く気にならないんです。選曲がとにかく古すぎます。それにそういう曲自体テンポがとてもスローだったりもします。なにか民族音楽なんでしょうか?
歌が上手いのならそこまでオールドな歌でなくてもよさそうです。選曲の段階からして歌唱力以前の問題ですね。
誰々が絶賛!あの人は本当に歌が上手いという動画を見ましたが絶賛している人の趣味なのでしょう。弱音から歌い上げるところまできわめて上手いといわれてもなんだかなぁ!という気もします。ヒット曲がいいとはいいませんが上手いといわれてもそれほど多くのヒット曲は持っていないですし・・・
ジョン・レノンが歌が上手いかなんて考えたこともないです。ポールマッカートニーのベースのテクニックは最高だとかジョージ・ハリスンがヒア・カムズ・ザ・サンやサムシングやホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスで歌っているのが上手いのかなんて全然関心外のことです。
ましてボブ・ディランの歌なんて演歌の定義では歌とさえいえないのかもしれません。もっともボブ・ディランの場合はノーベル文学賞の詩をギターにのせて語っているのではないか?などという人もいるのでよくわかりません。
リストラされる社員と演歌歌手の歌唱力
音楽は個人的な趣味の世界なので個人的に上手い歌い手・・・J-POPでも同じことですし演歌も同じなのでしょう。好きな歌は好きでいいんだと思いますね。気になるのは歌が上手いと言う定義なんです。
今はテレビでも音楽番組はきわめて少ないらしいんです。もともとテレビは見ないのでよくわかりません。というよりもテレビが無い家なんです。理由は単純でテレビは時間の浪費だと思っているからですが・・・
ところでそのテレビで地上波というらしいんですが過去の音楽産業が盛んだった頃に歌謡曲というジャンルがあったということです。演歌が花盛りだった時代にどのテレビ局も演歌歌手が出演していて音楽関係の記事もこれが上手い歌の定義!という感じで宣伝しまくり状態だったので潜在意識に歌が上手いという音楽産業からの定義の刷り込みがされたのでしょう。
レトロシックだとかアンティークテイストな家具のように古い時代が好きというのとは違って刷り込まれた定義がレトロだという自覚症状がないんですね。
企業はいつでも未来志向です。だから感覚的に新しいものが理解できない世代は退場して欲しがっているような気がきます。そんな感じで人はリストラ運に突入してゆくのでしょう。
いかがでしたか?演歌が好き!J-POPが好き!それは趣味の問題なので好きな歌手の好きな歌を聴くことも有意義なことなのでしょう。でも歌が上手いという定義は時代とともに変化しているらしいと気がつく事で進行中のリストラ運から脱出できるのかもしれませんね。
- 関連記事
-
タグ/