
賃貸住宅がいいか持ち家がいいのかという微妙な問題は相変わらず結論が出ないままで繰り返し繰り返し論議されています。では賃貸住宅のメリットと持ち家信仰の問題点ってなんでしょうか。
どの論者もいっけん不動産屋みたい!
ファイナンシャルプランナーが書いている記事はそんな意見もあるよね!という程度でいいんですが経済評論家とかが言っている賃貸住宅派と持ち家派の意見には疑問がわいてきます。
ほとんどの根拠は不動産価格の下落率にありますし先行きも有利な持ち家の条件は値下がりしない物件ということらしいんです。おそらく都心の一等地がいいという発想なんだと思うのですがそういう不動産って案外投資物件の条件だったりもします。
それほどの高額不動産が購入出来ないからこそ賃貸住宅で一生を過ごすか今は生活が厳しいけれどもいずれ将来の住居で悩むことになるから無理をして住宅ローンを組んで自己所有の不動産を手に入れるかで悩むのでしょう。
ファイナンシャルプランナーが書いている記事の場合は今の生活が成り立つためには現状では賃貸マンションにすべきだとか手もとに資金がありそうだから思い切って妻のパート収入をアテにして住宅ローンを組んで自己所有の不動産を購入したらどうですか?という感じな記事が多いようです。
今の家計分析ですから参考にはなります。
オリンピック後に不況にならなかったとしても!
経済評論家は経済についての専門家どと思います。とはいえ現実にはいつでも理論構成は後付けの理論構成になったりもします。リーマンショック!ですら予見できなかった評論家ですからね。これから先の日本経済の動向がわかるとも思えないんですが・・・
先行きの需要を読んだはずの新興住宅地の開発の中止だとか購入したら売れない土地になっていてしかも交通の便が最悪の陸の孤島化現象を起こしているなどがそんな例なのかもしれません。
経済を先読みするからこそ賃貸住宅がいいのか返済に辛い思いをしても住宅ローンを組んで自宅を購入するかの決め手は今の仕事が将来的にある程度安定して続けられるのかなのでしょう。
今家計的に困っているからといった現状の家計分析中心のファイナンシャルプランナーが書いている記事とは視点が違うのが普通だと思いますね。
それが将来的に不動産価格が下落しそうだとか値くずれしなさそうだとか大手不動産会社の営業マンみたいな記事ってどこかおかしいわけです。仮にその不動産が大きく値崩れしなくても勤務先の会社が倒産するとかリストラされれば家計の安全は保証されないわけで・・・値下がりしたら損が膨らまないうちに処分して損切りってなんのことなのでしょうか。
いかがでしたか?賃貸住宅に住み続けるのもリスクが高いし無理をして住宅ローンを組んでも危険!っていかにも評論家っぽいですね。
- 関連記事
-
タグ/