
年収が幸福度と同じでは無いという記事をよく見かけます。真実なのかもしれませんし嘘で塗り固められたストーリー仕立ての都市神話なのかもしれません。参考にするにはいいとしてもその参考の仕方に気がかりな点があるのは気のせいなのでしょうか。
経済誌に時々取り上げられるが書籍にもなっているテーマ
書き手はファイナンシャルプランナーだったりもします。生活の知恵を語っているようでもあり貧乏でいることを推奨しているようでもあります。貧困と貧乏は違うのかもしれませんが・・・
年収1000万円というケースだったり年収600万円だったり800万円だとか900万円という年収で設定されていることも多いようですが不幸になる典型的なパターンとして高収入なのに生活苦で貧乏ということになっています。
支出が多すぎるから・・・というのがその理由のようです。人間お金が入ってくればその分使うという消費志向の強さがあるということのようです。消費志向なら綺麗事ですが実体は浪費志向のようです。
世界の幸福度と日本の幸福度の基準の違いなどのサブテーマがあることも多いようですが幸せな貧困層はだいたい300万円という設定になっているようです。
逆に言えば300万円に満たない所得階層は問題外なのかもしれません。自宅は田舎に帰って郷里で両親と同居などということですし仕事も誰にでも出来る簡単な身体を使う元気なお仕事だとされています。よく出来た奥さまが家庭の家計管理を上手にやりくりしていて年収が300万円でも10年も経てばかなりの貯蓄になっているらしいんです。
幸福度からみた低所得層の生活
家族が力を合わせてみんな仲良く頑張っているという解説ですね。しかも家庭円満なので幸福度も高いということになっています。所得が低くても仲良く暮らしているというのは別に不自然ではありません。ただこういう世帯が一般的なのかはなんとなく・・・ですが!生活費に焦点をあてればこれも不自然なところはありません。都会生活のようにストレスを溜め込むことも少ないという解説ですからね。
そういう低所得層の生活を楽しくする知恵などは参考にしたいものですね。とはいえ家計管理が上手なのは年収300万円だからでもないのでしょうが・・・
目標にしたいところではありますね。幸福度が高いのならいいことですし・・・
高所得者層での使いすぎはあっても不思議ではないとは思います。子供を私立の大学へ進学させタワーマンションに住み高級車を乗り回すという生活では年収がたとえ1000万円でも不足してくるのは自然の流れでしょう。だから低い所得でも幸福度が高いのだからそれでいいという気持ちを持たせるための記事なのかもしれません。家計のやりくりで生活に余裕を持たせるのはいいことです。だからといって高所得だと生活苦になるから危険だというのも発想としては気になるところではあります。
上手な生活のアドバイスなのか低所得に甘んじているようにという妙な思想なのかよくわかりません。
高所得で家計管理に失敗するのは管理能力というよりも浪費癖なのかもしれません。高所得者ならだれでも浪費するというのも極論でしょうね。しかも母数がはっきりしていません。幸福度の高い低所得者層と破綻する高所得者層の割合が示されていないからでもありますが・・・
いかがでしたか?幸福度と所得は別だとしても低いほうがストレスフリーで貯金も出来て所得が高いと支出が多すぎて生活が破綻するというのも奇妙な論理ではありますが・・・
- 関連記事
-
タグ/