
落雷の塔が意味するものは崩壊とか悲劇など悪い象徴とされています。もちろん正位置の場合ですし逆位置だと突然のアクシデントなど時間的な余裕のないことも多いのですが・・
タロットのタワーはダークタワーなの?
落雷の塔の破壊された塔は過去のものなのでしょうか?現在進行中の事柄かもしれません。あるいは未来が破壊されて悲惨な結果に陥ることもありそうです。ジワジワと締め付けられるような恐怖感と思いがけない瞬間的な崩壊という世界が破綻するような危険も表しているのかもしれません。様々なタロットカード占いの解説書ではさりげない表現で正位置は世界が破壊されることとかその崩壊や破壊が逆位置なら突発的に起きる可能性をあらわしているという解説になっています。だからタロット占いで塔が出ると悩むことになりそうです。崩壊するのは過去の悪い時期のふたりであってそういう悪い状況が取り除かれてしまえば未来は幸せになれるという超楽観的ポジティブな解説もあるのですがとはいえ破壊とか崩壊ってイメージが悪いですね。
ここではっきり語られていないことがあるのですがひとつは誰が壊したのかという点でありあとは物事が自然に暴発的に崩壊するようなギリギリ瀬戸際だったのか?つまり人によるのか出来事によるのかの違いの解説なのでしょう。
夢占いが語る暗黒の塔とは
その塔がたまたま夢に出てきた悪夢だった可能性もありますし未来の予知だということも考えられます。一番危険なのはその塔が夜になると前よりも大きくそびえ立っている夢でしょう。塔は増殖するもののようです。限界まで膨れあがって・・・そしてすべてが無に帰するのかもしれません。世界が消滅するということなので悪夢でもあり予知夢でもありそうです。こういう夢を夢占いでみるとどこか心理学と共通するものがありそうです。つまり心の中の世界のことだということですね。だからその夢に夢占い的な解釈が出来るわけなのでしょう。内面のことですから・・・
こういう心の内面については心理学もスピリチュアル的な世界観もどこかシンクロしているようですね。とはいえ心配や不安は当然あるのでしょう。それに心の内面の問題なら鬱積したやるせなさのような解消出来ないもどかしさもあります。一度リセットできればいいのですが心の問題はなぜかそういう短期的な解決には向きません。蓄積されつづけるストレスや不安なので夢の中でも拡大しつづけます。それが現実の世界に侵入し始めるまではダークタワーは夜ごとに膨れあがっていずれ天界へと届きそうな気がします。圧倒的な恐怖感ととてつもない不安や焦りが塔のカードを引いた瞬間に意識の中へと侵攻しはじめるのでしょう。
心理学は心を対象にしているのでいつでも内面世界に向けたメッセージだと解釈します。なぜかスピリチュアル系も同じようなところがありそうです。でもタロットカードのタワーの場合は内面だけではなさそうです。予知というパワーもあるのがタロットなので外界で起きている重大な危機を象徴していることもあるわけです。つまり未来がダークタワーに支配されてしまうことなのでしょう。
いかがでしたか?タロットカードで塔を解説書どおりに読めばクールな意味で崩壊とか突然のアクシデントになったりもしますが本質的には心の中で起こっている事柄なのか現実の世界で自分の外側で起きていることなのかを分けて考えたいものですね。
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