
タロットカードで月というと試練を解釈する読み方も多いようです。這い上がろうとするザリガニは別にしても2匹の小動物は狼と犬らしいようです。なぜか月の女神のアルテミスの地上への降臨に不安と恐れを感じて遠吠えするというのがこの月のタロットの絵柄のようです。
タロットの月は永遠の象徴
No.18は香水ではなくタロットカードの番号なのですがⅩⅧと描いてあるのでわかりやすい大アルカナのひとつでしょう。The Moon!月!潜在的な不安をかき立てられそうですね。絵柄に神秘的な雰囲気を感じるのは感性が豊かだからかもしれません。そして月の女神も年齢不詳とか年齢不問とか・・・人の世界を超越した存在ですね。なにしろ神ですから・・・
いつまでも年をとらないのも神の特権なのかもしれません。描かれている犬と狼も永遠にタロットカードの中では犬と狼のままのようです。ユング心理学でも象徴として考察されているので人類共通の深層無意識の流れなのかもしれません。決められない不安とか見通せない不安などたしかに共通する心のひとつではありそうです。いつかはこういう局面に立たされることもあるのでしょう。永遠に月から無縁の存在などないわけですから。
タロットカードとジェームス・ディーン
ジェームス・ディーンも永遠にジーンズが似合う若者ですが現実には存在しません。共感する人がいるのはタロットの象徴と同じなのかもしれませんね。
ところで人間は誰でも年をとるものです。たとえ老化防止のために美容法に工夫をしても限度があります。そこがタロットカードの絵柄と人間界の大きな違いなのかもしれません。
ところである記事に犬化する猫の話が載っていました。どうも犬や猫も老化するらしいようです。ペットとして飼い始めたのは子猫だったとしてもその猫は高齢化の影響で記憶障害に陥るらしく認知症の症状が出ているということでした。猫だけでなく犬も同じですが犬の場合は夜になると徘徊するらしいので飼い主は心配ですね。
なぜか猫は犬化して夜になると遠吠えをはじめるとか・・・猫って可愛いうちが猫という感じですが深夜に月に向かって遠吠えするのだとしたらタロットの犬と狼・・・2匹の犬だという説もありますが・・・この2匹は月に向かって遠吠えする猫なのかもしれません。タロットカードは徘徊しないわけですが小動物のほうがなんとなく挙動不審なのはいかにも時代をあらわしているようで痛いですね。
いかがでしたか?深夜に月の女神アルテミスの降臨を恐れて遠吠えするのではなく猫と呼ばれても自分が誰なのかわからないし迷子になっても住所も言えない状態なら高齢化したタロットカード占いを考案しなければならないのかもしれませんね。
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